メビウス8/26

ほほう、平成の「薩摩次郎」ですかな、これは。
ウルトラゾーン、怪獣墓場のシーンは初代ウルトラマンの「怪獣墓場」、惑星上でのシーンは同じく「宇宙船救助命令」のQ星のシーンのオマージュに思えました。古株・村石監督らしいですね。

以前は、例えば「仮面ライダー」(スカイライダー)の主題歌に「己を変えて突っ走れ」「己を捨てて突っ走る」とあるように、自己犠牲が美しいものであるというメッセージを繰り広げるヒーローものが多かったように思えます。
前述の「薩摩次郎」とウルトラセブンのエピソードにしても、自己犠牲の精神を示した次郎をセブンが「モロボシ・ダン」のモデルにしたわけで。

今回は「一人も欠けずに帰る」とミライに宣言させた部分が、「メビウス」の「メビウス」たる個性を示したものだとも思えます。
ということは、ウルトラ戦士達も、ウルトラの父が命を捨てて子供(だったりメビウスだったり)を救うようなことはしないのね。