野球規約の改定って

野球規約って何なんでしょうね。
たぶん、ルールを決めてるものだと思うんだけど、例えば1シーズン何試合にするとか、プレーオフをやる・やらないとか、シーズン優勝の定義とかを決めるのは「野球規約」とは言わないんでしょうね?

というのは、まず「野球規約は簡単に変えていいものではない」らしいんですよ。誰か偉い人(名前覚えとけよw)が言ってたんですが、判定にビデオを導入することに関して、そんなに大きくルールを変えるというのは、審判の権威にも関わるし、野球規約を変えなくてはならないから、という理由で反対してまして、結局そのままになってしまいましたから。

それなのに、プレーオフの規定や、1シーズンの試合数、「どのチームを優勝扱いにするか」なんてことは、実に簡単に変えているので、これは野球規約ではないようです。

今日、地元のラジオ局でスポーツアナウンサーが憤ってましてね。今更(来シーズンから)、シーズン1位のチームを優勝にして、プレーオフ日本シリーズ出場権を賭けた戦いにするって言われたら、あまりにもホークスとそのファンをないがしろにしすぎではないか、2004年や2005年のホークスは一体なんだったんだ!と。
西武、ロッテさえ許してくれたら、「2004年、2005年の『日本一』は西武、ロッテでいいから、『パリーグ優勝』はホークスである」という風に記録を変更させてもらえないか、とまで言っていました。

記録をいじるところまでは考えないけど、僕は逆の方向を考えたんですね。

シーズン優勝の定義なんていう、日本プロ野球の根幹に関わるところをこれだけ簡単にいじくれるんだったら、「判定にビデオを使用する」というルール改正の方をやってくれないだろうか、っていう、こっちの方向。

以下に書くことは、僕のオリジナルの考えではなくて、ラジオだったかテレビだったか新聞だったか(覚えとけっつーのwww)で読んだ評論を、僕なりに文章化したものです。
つまり、こんな感じの文章を野球規約に書き込んでくれないかと。

改定
1.審判の判定は原則的に従わなくてはならないが、判定に対して選手、コーチ、監督らが疑問を感じた場合、異議を申し立て、必要に応じて申し立てたチームの監督(監督が退場していた場合、抗議が行われた時点でチームの指揮を代行しているもの)の責任の下、当該プレイを撮影したビデオにて判定の正誤を確認することが出来る。

2.万が一、判定に誤りがあった場合、審判団は球審による観客への説明を行った上で判定を翻し、改められた判定に基づいてプレイを再開する。
この場合、誤審を犯した審判、並びにその試合の責任審判には必ず罰則を与える(罰金、減給、一定期間の二軍への降格、出場停止など)。

3.もしビデオで確認しても、抗議された内容の誤審の事実が認められなかった場合、審判団は球審による観客への説明を行った上で当初の判定に基づいてプレイを再開する。
この場合、抗議したチームの監督(または監督業を代行し、抗議を行った責任者)は必ず退場処分とし、罰金、出場停止などの罰則を与える。

いかがでしょうか。
更にビデオは必ず球場の大画面に映し出すとか、内容によってどんな罰則を与えるかなど、細則を決めてもいいと思います。
こうすれば、「退場」のリスクを犯さないと審判の判定を覆せないわけですから、おいそれと抗議なんかできません。先日のバレンタインのように、初出場のホークス二塁手・本多にプレッシャーをかけるためにわざわざ抗議に出かけるといういたずらに試合時間を長引かせる行為はなくなりますし、審判の権威も保てます。

一方、最近誤審や疑惑の判定が多くなり、審判の技術の向上が叫ばれていますが、誤審が発覚するたびに罰則を受けるのであれば、そりゃ審判さんも必死に練習するでしょう。
テレビの解説者に「見ている位置が悪い」とか散々言われなくてもすむようになります。

あのボブ・デービッドソンのような愚挙を、我らが愛する日本プロ野球界が犯さないように。


ご一考願えませんか、野球界の偉い方々。


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