メビウス10/7

いきなりの初代〜80のウルトラ兄弟*1回想シーン(BGMが「ウルトラ6兄弟」!)が泣かせる、総集編的番外編というつくりだったわけですが、某「仮○ライ●ーク○ガ」のように、シナリオライターが脚本を間に合わせられなかったから仕方なく総集編にした*2わけじゃないようですw

マケット怪獣選びを利用して再登場怪獣を中心にこれまでの戦いをサマリー。
オープニング、フライトモードでひっくり返りまくった司令室のお片づけシーンとか、ペスター人形のディスプレイ角度に拘るテッペイとか、マケット怪獣セットを見て目を輝かせるテッペイとか…って結局、僕ってテッペイに感情移入してるんだね(笑)

マケット怪獣が「不合格」になるたびに流れる、グドンとかバードンとかの悲しそうな声がたまらん(笑)
でもグドンって地中じゃなくても凄く役立つと思うし、ツインテールを水中専用としてGUYS OCEANに配備してもいいんじゃないかとか…やっぱ俺、テッペイだわw
てか補佐官、あんたが選ぶべきはコダイゴン(ジアザーの方ねw)でなくちゃ!!!
しかも「デットン」って(笑)別もんだからそれ!

壊れたゼットン関連のシーンは、「電光超人グリッドマン」へのオマージュでもあるっぽい。

結論としての、「マケット怪獣はミクラスウィンダムだけでいい」ってのはちょっと一考を!
アギラの立場は!アギラの!!
更に言うならセブンガーwww

好きな怪獣を選んで戦わせるというのは正にPSPなどのゲームの世界であり、夢のような世界でありながら、実は「ゲーム映像を超えなきゃ特撮番組の存在価値はない」という大きな脅威を孕んだチャレンジ的映像にも思えるんだな、わかってやってるのか円谷。

今回登場したマケットゼットンも、これまで登場した再登場怪獣も、映画版を除いて基本的にオリジナルデザインそのままを現在の素材で作り上げたものであり、成田享、池谷仙克をはじめとする昭和40年代のデザイナー(というより芸術家)の作品が、最近のごてごてした「モンスター」「クリーチャー」と並べても全く遜色がないことが嬉しくて仕方ないんですよ。

ちょっと脇道にそれますけど、おもちゃ屋さんに行かれるとCREW GUYSの「メモリーディスプレイ」を売っていて、それに付属するマケット怪獣カプセルが別売りされてるのを見てですね。
こんなもんマケットにしちゃいかんだろ!とか思ってたんですがwww
本当にウルトラマンまでマケットにしちゃったのね!*3いや、このツッコミのもう一つの意味として「クール星人とかマケットにしても役に立つもんか!」ってのもあるんだけど。

ゼットンに倒されるマケットメビウスのシーンとか、完全に初代のパロディになってて、お祭り映像としては抜群。更にメビウスに対する応援の台詞も、初代マンがゼットンに負けたときの科特隊員のそれと同じにしてあるんだよね。
小中監督、映画でもこういう面白さを追求したかったんだろうな。
つまりストーリーは書く気がなかったとw

こういうお遊びの中で、故意に使われたと思しき今回のオープニング(と、戦闘時に流されたのも)主題歌2コーラス目の「仲間を信じていたい」の歌詞に合わせた*4メビウスの台詞とか、30000年ぶり*5に痛み出した父上の古傷とか、今後のストーリーに関連しそうな場面があって、3クール目に期待を持たせます。

次回は円盤生物の復活(ブラック指令は!?)、そして再来週はウルトラマンタロウ登場!
過去のシリーズをまともに背負おうとするスタッフの意気込みに期待します。

*1:とナレーションでは紹介してます。80も兄弟入り?だったら「ウルトラ9兄弟」?なお今回からオープニング映像が変更されていて、これまでのウルトラの父母の他、上記の9人とウルトラマンヒカリが一堂に会しています

*2:あくまでそういう説があるってことですのでwww まぁ僕は信じてますけどwww

*3:サコミズ隊長が言うとおり、マケットメビウスを見てミライがびっくりしてるのがまた笑えるw

*4:ちょうどその瞬間、新マン譲りの流星キックを放つというのもいい!偶然かも知れんけど

*5:30000年前と言えば、「ウルトラマンタロウ」でゾフィが語ったところによると、エンペラ星人がウルトラの国を怪獣軍団を率いて襲撃し、それをウルトラの父を中心としたウルトラマンたちが撃退した頃ですね。