すっかり忘れてたけど「ボウケンジャー」最終回

このシリーズは、本当に独特でしたよね。
最後まで新鮮だった様に思います。

まず、普通第1話というのは「戦隊が結成される」ところから始まるパターンが一般的です。
(「デカレンジャー」は違ったけれど)
ボウケンジャー」は、第1話でいきなりミッションを行っている場面からスタートし、最終回はガジャこそ滅んだものの(しかし死んでいない!)、ダークシャドウはほとんど丸のまま残ってるし、トップがいなくなったとはいえジャリュウは活動を続けているし、
ストーリーは始まっても、終わってもおらず、「通過点」として走り抜けていった。
という話作りが、この新鮮さを維持した秘訣だったのかもしれませんね。

この手のドラマって、さほど経験のない若手の演技者が1年という長丁場を演じ続けることによって成長し魅力を増していくのが一つの見所なのですが、今回は末永遥という女優は経験も豊富で、これはストーリー展開として徐々に「笑顔」を覚えて、自分の宝=プレシャスは笑顔である、と言い切って最高の笑みを見せ、とうとう自らの女性としての思いを果たして宇宙にまで飛んでいくさくら姐さんを、本当に魅力的に演じてくれました。

また同じ女性キャラとしては、イエロー・間宮菜月役の中村知世ちゃんが、これは例年通り、時間が経つにつれて経験を積んで魅力を増していったいい例になりましたね。

男性キャラでは、何といっても明石チーフですよ。
コメディタッチな描き方もかなりされちゃいましたが、最後まで基本路線はリーダーらしいリーダーとして、「かっこいい」ヒーローを演じてくれました。
レッドとブラック、ブラックとシルバーなどといったライバル関係の描き方のおかげもあって、男性キャラも魅力的でした。

Mr.ボイスの正体の女の子が意味不明だったのが残念でしたけれど。


さぁ、来週からは新番組、ゲキレンジャー
また熱血なレッドになりそうですね。
ボウケンジャー最終回の最後の提供バック、ボウケンレッドとハイタッチしてすれ違うゲキレッドのシーンは、なかなか「粋」でした。

期待するぜ、東映さん!

(もうすぐウルトラシリーズが一旦終わってしまうからね、新年度はゲキレンジャーにかかってるのよ!)