ミラーマン復活

ミラーマン映画で復活!

ボクが生まれた昭和46年に放送されていたヒーロー物です。
というタイミングですので、ボクはリアルタイムでは見ていないのですが(新生児だもんね)、何故か幼少の頃、ミラーマンのソフビ人形(しかも顔のマスクが外れて中から人間の顔が出るヤツ)を持ってました。
きっと親戚の誰かからのプレゼントなんでしょうけど、何の人形だか解らないまま遊んでました。

ボクが「ミラーマン」をまともに見たのは、確か小学校5年生の時の再放送。
以来、大ファンになりました。
弱さ、暗さ、などと色々言われるミラーマンですけど、2次元人の父と3次元(この世界)人の母を持つ混血児であり、更に鏡が両次元の通り道になっていて、鏡を通り抜けることで主人公・京太郎が2次元人「ミラーマン」の力を得る、という設定がとてもSFチックで。
高校時代、「1/2」というタイトルで、2次元と3次元世界が繋がって混乱するという内容のショートショートを書いたことがあったな・・・正直言ってミラーマンが出てこないミラーマン世界のパクリでした(笑)

あとから知った話ですけれど、ボクがウルトラシリーズでも1・2を争うほど大好きな「帰ってきたウルトラマン」のスタッフが、シリーズ途中から抜けて「ミラーマン」制作に当たったそうですね。
道理で好みが合うはずだ。

第1話の怪獣「鋼鉄竜アイアン」なんて名作だと思うんですよ絶対。

敵は正体不明(最初は)の宇宙人で、「○○星人」と呼べないから「インベーダー」(侵略者)と読んでいる設定も秀逸。

途中から人間側の戦力も強化されるし、カラータイマーも付くし(これがまた、インベーダーによって取り付けられたという設定なのだが、そんな手術する余裕があるならあっさり殺せよ、などと身も蓋もないことを思ってしまう)、必殺技も「ミラーナイフ」などから「シルバークロス」に強化されるし、と、普通のヒーロー物らしい楽しさも増してくるわけですが・・・

さて今回の映画化。
デザイン、違いすぎ(泣)
噂によると、一度企画が頓挫した後に漫画化されていた頃の、いわばボツデザインの復活らしいのですが・・・
ミラーマンって歴代円谷ヒーローの中でもトップクラスに端正な顔の持ち主じゃないですか。
(ボディラインは端正すぎて物足りないんだけど)
もったいないなぁ。

ただし、監督は小中和哉・・・「ULTRAMAN」を作った人だし(この映画はボクは好きでした)、ヒーロー物はちゃんと描ける人だと思ってます。

ミラーマンをどのように描いてくれるか、楽しみにしておきます。
どうせ、今の人はミラーマンなんてほとんど知らないんだし、その世代の人にどれだけ受け入れられるか。