冗談ではない!

http://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc06/news/20060313i512.htm

ざっと説明しますとね。
WBC二次リーグ、アメリカと日本の試合。
3−3の同点で迎えた8回表の日本の攻撃。
一死満塁から岩村の外野フライで三塁走者・西岡が生還したように思われたのですが、アメリカの抗議により一度下った「セーフ」の判定(審判が判定している姿がテレビでも放送されています)が覆され、西岡の離塁が早かったとの理由でダブルプレイとなり、その裏日本はサヨナラ負けを喫したのです。

なおVTRで見ると西岡の離塁は決して早くないのです。
だからでしょうね、韓国のメディアはこのジャッジを「詐欺」とまでこき下ろしているようです。


残念ですね。
「政治力」というのかな、そういう力で勝って、嬉しいのだろうか。
WBCイチローが言うように世界で一番の舞台になる可能性がある大会だったのに、(王監督の言葉を借りれば)野球発祥の地であるアメリカが「こんな」勝ち方をしてしまうと、大会の品位自体が地に落ちてしまう。

ガチンコでぶつかってアメリカに負けたのであれば、そりゃ悔しいけどボクは納得しますよ。
しかしこれはなぁ。


世界には、スポーツで日本人には負けたくないという気持ちが強いんだろうか、と思うことが昔からたびたびあります。
水泳の背泳で鈴木大地選手が用いて圧倒的強さを誇った「バサロ泳法」に規制が加えられる。
荻原兄弟ら日本人選手が活躍していたノルディック複合で、日本人が得意なジャンプの割合を減らし、苦手なクロスカントリーの割合を増やす。
スキージャンプ競技で、スキー板の身長による制限を設ける。

ルールを変えて勝って、それで嬉しいのか?
それがスポーツか?

そして今回です。
この不条理な悔しさを忘れないでください、JAPAN代表選手の皆さん。
出来れば、二次リーグを勝ち抜き、準決勝でアメリカと再戦し、ぐぅの音も出ない正々堂々とした勝利を収め、アメリカのメディアに取り上げられて欲しいのです。
その勝利者のさわやかな笑顔を。

ただし一つ問題があるのです。
二次リーグでアメリカが落ちる可能性もあるんだよね(笑)