王JAPANは伊達じゃない!

勝ちましたぜ王JAPAN!
今日は休みだったので、朝からテレビで対メキシコ戦を観戦しました。
両国とも、負けたら決勝トーナメント進出が無くなる崖っぷちの試合です。
日本は予定通り松坂が先発。
メキシコは予定を変更してエース・ロアイザを立てて必勝を期します。

日本はまず2回、松中のヒットを足がかりに無死1・2塁のチャンスを迎えます。
この試合、6番に降格になった多村が打席へ。
・・・送りバント失敗。
ここが難しいところです。ボクは横浜での多村をよく知らないのですが、ホームランバッターですし滅多にバントなんかしないんじゃないかと。
そのせいか、彼のバントはキャッチャーゴロに。3塁で松中が封殺、多村自身は恐らく打球がホームベースに当たったと思ったらしく、ファウルと自己判断して走ってなかったので、1塁に転送されてダブルプレイになってしまいました。
解説の星野仙一さんが仰ってましたが、走ることくらいはやっておくべきだったかな。

これが面白いことに、4回表に全く同じような無死1・2塁の場面が回ってくるんですよ、多村に!
それで、今度はきちんとバント決めるんですよ!
しかもそれが先制点(小笠原の2点タイムリーと里崎の2ラン)にきちんと繋がるんですよ!

野球には(というか、本来は「勝負事には」というべきなんだろうな)「流れ」というものが強烈に存在するんですよね。

更に追加点になる5点目のタイムリーも、多村が放つんですから。
この直前、ランナーの岩村が三盗に成功してるんですよね。投手が左で打者が右、絶好のチャンスをきちんろ捉える。こういう野球が「スモールベースボール」なんでしょう。この「スモール」って言葉は好きじゃないんだけどね。
理想は「大は小を兼ねる」っつーか(笑)王監督が言う「スピーディ&ストロング」ですね。

守っては、松坂が圧巻でした。さすがやるときゃやるのさ男の子です。
(そうでもない試合のときはそうでもない投球しかしないのは悪い癖だけど・笑)
初回に1安打されただけで5回73球を無失点。特に盗塁に対して狭殺プレイに持ち込んだ際、西岡が悪送球してしまい一死三塁のピンチを背負ったときの投球です。
本日MAXの153km/hのストレートなどで圧倒し三振とセンターフライで切り抜けてしまいました。
やはりコイツ、味方になると頼もしいな。敵だとたまらなくやな奴だけど(笑)

2番手は満を持して我等がホークスの和田毅。彼も先頭打者をいきなりヒットで出して以降は、6・7回を完璧に抑えました。

そのままでもいいかなと思ったんだけど、王監督は8回は3番手の薮田に任せました。
和田君のままでよさそうだったのに。
で、先頭打者にソロホームランを打たれてしまうという。
9回を任された大塚も先頭打者を出しちゃうという。
・・・みんなそうなんだよね。先頭打者を抑えるのって難しいし、大事なんだなと感じさせられました。

結局、イチローのタイムリーでダメを押したJAPANが6-1で勝利しました。
明日の韓国戦で、日本が2点差以上をつけて勝つか、6失点未満で勝つと、万が一アメリカがメキシコに勝ったとしても(勝つだろうなぁ)準決勝進出が決定します。

そこでいつもの無責任解説ですが(笑)、先ほど書いた「流れ」のことを考えると、西岡は一度、リフレッシュ休暇をあげたほうがいいんじゃないかと。
一次リーグでの韓国戦で、タイムリーヒットになりそうな当たりを韓国のライトの選手に好捕されて以来、それまで見せ付けてきた彼の「神通力」が消えてしまったように思えるのです。
これは偶然でしょうが、アメリカ戦の「疑惑のタッチアップ」でアウトになった三塁走者も彼だし。
今日も当たりはいいのにヒットにならない打席の連続です。
彼が考え込んでしまう前に、一度宮本をセカンドの先発にしてみてはどうでしょうか。

と書いたはいいが、実際のところメンバーを固定するのが好きな王監督はそう簡単に西岡を下げたりしないだろうなとも思いますけどね。

明日の韓国戦。日本の先発は俊介、2番手は杉内でまず間違いなし。今日は早速馬原もスタンバイしていたし、総力戦で一次リーグのリベンジを果たして欲しいものです。
残念ながら明日は仕事なのでテレビで応援出来ないんですけど・・・_| ̄|○