奇跡!ウルトラの母

(元ネタは確か「ウルトラの父」の方だったような)

メビウスです。

よかった、遂にボガール編が終わったw
その途端に現れたのが、唯一ボガールと関係しない「宇宙怪獣」、ディノゾールだというのは秀逸。
逆立ちして蘇るという設定も面白い。珍しくデザインに遊び心が入っている。ディテールがごちゃごちゃしているのは気に入りませんが、ディノゾールリバースは面白い怪獣ですね。

第1話で、ディノゾールを倒すのに全力を注いで街を破壊してしまったメビウスを激しく罵ったリュウが、今回はディノゾール憎しのあまり、ダムを破壊から守ることよりディノゾール打倒を優先する発言をして、ミライ(=メビウス)にたしなめられる。改めて「守るための戦い」というテーマをリフレインしたわけですが、この立場逆転で説明したために見るもののインパクトが強くなりましたね。
こういうヒーローものをただの暴力映像としか捕らえない頭の固いPTAさんとかがいる中、良心的なメッセージといっていいんじゃないでしょうか。

ウルトラマンヒカリ(もっと可愛い名前がいいよねwww)復活のシーンは、ヒカリの死を望まない人物=セリザワのためにウルトラの母が奇跡を起こしたわけで、従来の「昭和ウルトラマン」のお約束である、人間の死をウルトラマンが惜しんで合体する、というパターンの逆転であって、これもポイント高いです。
昭和ウルトラマンを知り、愛している人が、それを真正面から受け止め、続編を作ろうとしている気概を感じます。

まーね、確かに、わざわざウィンダムを出さなくても、ミクラスだって火球を吐いて遠距離射撃が出来るんだけどな、とかツッコミ入れることも出来るんですけど(笑)

さぁボガールがいなくなった。次回から、どうやって怪獣出現のエクスキューズを作るかなと思ってたら、いきなり「初めてのお使い」?(爆笑)