今更モーニング論(高橋編)

さて順位が下がってくると苦手な子が並ぶわけですが、高橋愛も加入当初からどうにも好きになれなかった子でしたねぇ。
その美少女ルックスと素朴なキャラクター、何よりの魅力である歌唱力によってファンは多いのですが、彼女にどんな愛称があっただろうかと思うと…今回の表題にも苦労して結局苗字でした。
「あいちゅん」はスズメキャラクターが終わったら使えないし、「ラブリー」も同様(一方で「チャーミー」は定着してしまいましたね。最近は滅多に使われないけど)。
普通に「あいちゃん」と呼ぶしかないのかな。

結局、彼女は歌手としての存在感はぴか一だけれど、歌以外の場面では存在感が薄い。
「アイドル」には向かない女の子という意味で、ずっと苦手だったんだと思います。
オーディション時に「楽譜ください」と言ったことから彼女のことが気に入らなくなったという理不尽な僕の意見ですけどねw 歌手、としては当然のリクエストなんだけど、結局彼女の歌は楽譜どおりの音程は出せるけれど、それ以上の感情、アイドルソングらしい楽しさは長い間表現し切れなかったと思います。

どうも悪いことばっかり書いてますけど、要は、進路を間違ったのかもしれないなと思うんですよ。もっと早くモーニング娘。に入っていたら、つまり後藤真希登場以前の「アイドルになりきっていない」時期のモーニング娘。だったら、相当な戦力になったと思います。遅れてきた歌姫と言いましょうか。

「私に面白さを求めるな」と高橋が発言したようですが、うん、それはよし。
歌一本で生きていくのであれば、週に一回、いやいやながら幼稚園のスモックを身にまとって、無理やりコントなんて演じなくていいと思います。
(これだけ長くモーニングに在籍していて、コントでは全くといっていいほど見せ場が無く、最近ではゲームなどのコーナーでもクイズの回答をするときなど「順番が回ってきた」以外の発言が聞かれなくなってますから、もう向いていないとしか言いようが無い)

だから彼女は、この「リボンの騎士」の主役の成功をきっかけに、「歌手一本」で生きていく選択をしてはどうかと思うのです。
モーニング娘。を卒業し、出来れば作詞作曲能力に限界を迎えたつんく♂プロデュースも卒業して、もっといい楽曲を提供してくれるミュージシャンの下で、「専業歌手」として活躍すればいいのではないでしょうか。