メビウス第36話「ミライの妹」

なるほど、「兄弟」という言葉の意味を述べるストーリーだと言うから、ウルトラの父たちがエンペラ星人と戦った頃の話かと思いましたが、意外にも「ウルトラマンA」のエピソードだったんですね。
(なちお。さん、先輩ウルトラマンってのはエースのことよ!)
エースが梅津ダン少年を「弟」(ウルトラ6番目の弟と呼んでいました)としていた頃のお話なんですね。
このエピソードは、ヤプール編が終わった直後の新しいシリーズで、残念ながら途中で終了してしまいました。この頃の北斗星司は、夕子が去った後、それまでのやんちゃ坊主的キャラクターから「ダンの兄」として大人っぽく変身して行ったのです。

更にラスト、サコミズ隊長が語った「優しさを忘れないで(中略)その想いが何百回裏切られようとも」は、「A」の最終回「明日のエースは君だ!」でウルトラマンエースが地球を去るときに残した言葉です。
ヤプールが化けたサイモン星人に騙され、「か弱い宇宙人を守ろう」とする少年達の目の前で、サイモンがヤプールであることを見抜いた北斗がサイモンに銃を向ける。ヤプールの正体を見破った理由として星司は自らの正体を明かすしかなく、ウルトラマンのおきてとして地球を去っていった。
(そう考えると、今のメビウスが地球に残っているのを見て、神戸の星司はどう思っていることやらw)
そのときに、TAC隊員でありウルトラマンである自分にはむかってもか弱きものを守ろうとした少年達をたたえたのが、この言葉だったのです。

宇宙人はイコール侵略者であるのかどうか、これは円盤生物ロベルガー出現時以来語られているテーマです。その際に悪者になるのはいつもトリヤマ補佐官で、

ある意味、便利なキャラを設定したなぁと(笑)

エンディングがちょっと間延びした感があったドラマでしたが、完全なハッピーエンドではなく、でも希望を持たせるいいバランスの結論でした。

さて次回のウルトラの父登場編は、関東の皆さんはもうご覧になったでしょうけど、こっちでは来年になっちゃうんですよ。
待ち遠しいわなぁ。