これがタバコです
今回は事務所への問い合わせもほとんど無いそうで、さすがにファンも納得というところでしょうか。
ということは、本人もこうなることは想像がついていたんでしょう。よほど想像力が欠如していない限りは。
それでも、喫煙をやめられなかった。
物凄く意地悪な見方をすれば、彼女はこの一年の謹慎期間で、「タバコは見つかるように吸っちゃダメなんだ。隠れて吸えばいいんだ」と悟ったのでこっそり吸ったのを、また偶然見つかってしまった、なんてことも言えるんですが、そうじゃないでしょう。
吸わずにおれなかったんですよ。きっと。
これがタバコなんです。
これが喫煙なんです。
タバコの怖いところは、肺ガンになることや、口腔ガンになることや、タバコを吸わないと頭がはっきりしなくなることや（これはニコチンの神経毒であって、喫煙者は「タバコを吸うと頭がすっきりする」と感じるようですが、実は全く逆で、タバコが無いと頭がはっきりしなくなっているだけなんです）、タバコ臭くて他人から敬遠されることや、早産や低体重児出産することや、（こういうデータもあるんですが）新生児突然死症候群を惹き起こすらしいことや、伏流煙で家族の健康を害することや、血管を収縮させて栄養が届かなくなることで美容に悪くなることではなくて、
この「常習性」なんですよ。
タバコを吸う。これは癖や悪徳ではなくて、「病気」なんです。「ニコチン中毒症」という。
だから、覚醒剤中毒者が禁断症状で死ぬほどきつい思いをするのと同様に、禁煙するのは難しいことなんです。
吸ってしまうんです。
そのせいで、自身の切なる願い「もう一度歌いたい」が叶えられなくなっても。
復帰を待ちわびてくれているファンの願いを裏切ることになったとしても。
ほら。
実際、ファンだって解雇〜引退を納得してしまったじゃないですか。
恥ずかしかろうがなんだろうが、本当にファンの前で歌を歌いたいなら、喫煙外来に通って、お医者さんの指導の下、禁煙すべきだった。
僕も、歯医者という職業で、若年者の患者さんで喫煙者に出会うことがあります。
中には、「禁煙した」という未成年者にも出会います。
そんな時、僕は心から、心の底から褒めます。
良く頑張ったね、辛かっただろうに、良く禁煙できたね、と。
解りますか。
僕が、あいぼんを擁護する人や、「赤信号 みんなで渡れば怖くない」式の理論であいぼんを庇う人にどんなに非難されようと、まるで僕が加護亜依という人間を目の敵にしている悪人であるかのように言われようと、正義を振りかざして人を傷つけようとする堅物のように言われようとも、
何回も、彼女の喫煙をきつく、きつく批判してきた理由が。
そうしないと、彼女の夢が、ファンの夢がつぶされるからです。
事務所は、残るハロプロのメンバーに再教育する方針だそうです。
その議題は「影響の大きさ」。
あいぼんは、Wとして大ヒットを生むことも無く、芸能ニュースにもならなくなってきていたのに、今回の事件で本当に何年ぶりかでネットニュースのトップを飾ったんです。
それだけの影響がある人が「違法行為」を行ったらどうなるのか。
一つだけ、皆さんにわかってほしい。
僕の、「ぽじホイ」に昔書いたにっき。を見ていただいても解ることだと思うんですが、
僕は、加護亜依を応援していました。
「こちら本池上署」も毎回見ました。
Wの「ああ！いいな」もファーストアルバムも買いました。
残念です。
