さらばウルトラマンメビウス

こっちでは何とウルトラマンメビウスの最終回は2週遅れ、4月15日放送ってことになってしまいました!
我慢出来ないので「マジかよ!うらルートくん」(知ってるかなー・笑)で入手し、ラスト2話をまとめて見ちゃいました。

四天王編に比べて間延びした感じがあったりとか、最後は光線を撃つだけで終わってる(フェニックスブレイブの強さをもっと強調すべきではなかったか)とか、エンペラ星人のデザインがさほどかっこよくなかったりとか、

バランスの悪さは否めませんが、


こんな感覚はティガ以来だな。
シリーズ全体に愛着が深いため、「あばたもえくぼ」状態になって、批判はしても否定が出来ないという。

今は、一歩間違うと強烈な批判を受けかねない危険な企画(しかも最終回にあの伝説のエンペラ星人を初めて実写化したというのはゾフィー人間態以上に大冒険だぞ)でありながら最後まで見事に完走してくれたメビウススタッフに乾杯!

(日曜8時の時間帯で藤岡弘、をもう一度変身させてみろ!出来るものならな)


ゾフィー、ヒカリ、そして一歩遅れてメビウスが光の国に向けて飛び去っていく。

光を取り戻した太陽を満足げに見つめている、8人のウルトラ兄弟たち。
光の国から、ユリアンが迎えにやってくる。

80「さらばだ、教え子達よ。今度は君たちが、私たちに会いに来る番だ」

二人で飛び去る。

続いて

セブン 「ゲン……いや、レオ。行こうか」
アストラ「レオ兄さん……」
レ オ 「うむ。我がふるさとを、良く守ってくれた。メビウス……弟よ。そして地球人の同志達よ」

3人の赤い戦士たちが飛び去って行く。

残ったのは、初代ウルトラマンウルトラマンジャックウルトラマンエースウルトラマンタロウ
彼らは申し合わせたように、先に去った面々と逆に地球に降りていく。

光に包まれた世界に立つ、4人のウルトラマン
瞬時により眩い光を発したかと思うと、彼らの目の前には4人の人間が姿を現した。

タロウの前には東光太郎。
エースの目前に、北斗星司。
ジャックが分離したのは、郷秀樹。
そして、初代ウルトラマンと見つめあう、ハヤタ。


タロウ 「長い付き合いだったな」
光太郎 「全くだ。地球を巡り、光の国に渡り、……楽しい旅だったよ」
ジャック「苦労をかけたな」
郷 秀樹「何の。こんな波乱万丈な人生を送れたのは、この地球でも我々だけだ。感謝している」
エース 「大いなる力は、もう地球には必要なくなる」
北斗星司「夕子も月で頑張っているんだ。俺たちだって、……」

ウルトラマン「最後の戦いは終わった。ハヤタ。お別れだ」
 ハヤタ  「竜ヶ森で出会って、ゼットンとの戦いで一度別れて。兄弟たちのピンチのたびに君は現れ、地球を救うために戦ってくれた。また、いつでも帰ってきてくれるといい。私はいつでも、君と共に戦う心の準備は出来ている」
ウルトラマン「私が現れるのは、地球に危機が迫ったときばかりだ。君がベータカプセルを掲げるときは、君に辛い戦いを強いるときばかりだ。それでも……」
 ハヤタ  「何も、戦うためだけに来いと言っているのではないよ。いつでも飛んできてくれればいいさ。我々と君たちとは、地球を守るために協力しあった仲間じゃないか、ウルトラマン

ウルトラマンウルトラマン……そうだ。私たちに、そんな素敵な名前をつけてくれたのは君だったな。ハヤタ」
 ハヤタ  「名無しの権兵衛というわけにも行かないだろう?イデの言うとおり(笑)」
ウルトラマン「……ありがとう。それでは、さらばだ。いつかこの星の光の下で、また逢おう!」


ウルトラマン、ジャック、エース、タロウは、名残惜しそうに4人を見下ろしていたが、意を決して飛び去って行く。

「シュワッチ!」
「シェア!」
「テェエイ!」
「シュワァアアア!」

先行していたゾフィー、ヒカリ、メビウス、80、ユリアン、セブン、レオ兄弟に続いて、4つの輝きが夜空を飛んでいく。
改めて「地球人」となったハヤタ、郷、北斗、東。
微笑みあい、見つめあい、そして再び、戦友たちの飛び去る大空を見上げる。

いつまでも。


いつまでも。