まだだ!まだ終わらんよ

何とか土も弄ってます、Tommyです。

今日は「電車男」・・・てっきり最終回だと思ってた(笑)

前回、弟を通じて自分の事を「電車男」こと山田がネットに書き込んでいることを知り、(内容は読んでいないけれど)別れを告げる沙織=エルメス
その流れでの今週。

掲示板に出入りしなくなった「電車」をみんなが必死で呼び出すシーンがコミカルでありながらも泣ける、という演出だったのですが、つまりこの番組は「ヲタ礼賛」なのではなく、「おまいら引きこもってないで行動汁!出来るんだから!」という番組なんですよね。

更にもう一つのテーマとして、匿名の掲示板で往々にしてありがちなのですが、「お互いの人格を感じ合えないバーチャルな人間関係」の危険性(これはボク自身が入院中、院長先生からも注意を受けたことでして、本来なら携帯電話も使用禁止だったのよね(^^;)、「話しかけているのは箱の中の友人ではなく、全世界のインターネットに繋げる人類全体であることを忘れがち」という危険性、があります。

特に後者は、今回の「エルメス掲示板がばれる」というシークエンスで語られていました。
最終的にはエルメス自身が「読みもしなかった」掲示板を読むことで、最終回に向けての感動的な流れが出来ていくのでしょうが、

掲示板の内容がどうであれ、自分の(若しくは自分の知った人の)ことが無許可で全世界に送信されていることに、人は嫌悪感を覚えるものだ」
(弟が「日本中に晒して笑いものにしていたんだ」と言っていました、その時彼は掲示板の内容を全て把握しきってはいませんでした。だからこれを「読まないから誤解が生じたのだ」とも受け取れますが、まず「内容はともかく、自分が知らない間に自分のことが全世界で話題になる」ことは不快な物なのですね)

という、ある意味では「電車男」の人気の足下をすくうようなアンチテーゼが垣間見られたのが面白かったわけです。
エルメスとその友人(サトエリ)がイタリアで掲示板を見て口論するシーンなどは、明らかに「インターネットは全世界に発信しているものだ」ということを言いたかったシーンだと思うのです。

このテーマ、最終回でどんな決着を見るか、楽しみにしたいと思います。
(今回の「ネットを切って街へ出よう」も一つの回答かもしれないけれど)