土に触れる

今日のお仕事は、午後から陶芸教室のお手伝いでした。
とはいえ、4〜9月度の教室が今日まで(次回から継続会員も含めて新しいメンバーで10〜3月期に入ります)なので、今日は「出来上がった作品を引き取っておしまい」って生徒さんがほとんどで(^^;

3時から5時までの筈なのに、4時頃には一人を除いて全員帰っちゃって教室は閑散(苦笑)

なので先生が、これ幸いとボクに「ろくろをやってみろ」と。

電動のろくろは初めてですよ!ってんで勇んで準備しますが、そこはそう甘くなくて、まずは土作り。

「菊練り」という作業で、土の中の空気を抜くのですが、一度入院中の陶芸体験で出来たはずなのに、完璧に忘れてまして(苦笑)
しばし教えを請うてやってみて、「それなりに」何となく形になりましたが、結果的に先生に練ってもらう形に・・・

よし、名誉挽回と土をろくろに。
ここでもう一度「土殺し」という作業で土を練り上げ、空気を抜きます。
簡単にイメージを説明しますと、ろくろに土を置き、手を水で十分濡らして、ろくろを回しながら、細長い円錐状に土を盛り上げたり、逆に押しつぶして丸っこく戻したりする作業です。

これが全くうまく行かない。
すぐに摩擦熱で土が熱くなる。
土と戦ってしまってる。
摩擦のせいで土が変形する前に千切れて飛んでいき、本体が減っていく。

これも笑いながら先生がやってくれた。

「何年もかかるものだから、初日で出来るわけがない」
「ここまで出来たら、ろくろの作業は8割方出来たようなものだ」

で、先生が作ってくれた土で練習。
先生が先に見本を見せてくれたので、マネして湯飲み。

作って、潰れて(泣)仕方なくまた塊に戻して、作って、潰れて(泣)

繰り返していく内に、何だか「解って」来まして。
カッコよく言うと「土が動きたいように」動かしてやると、湯飲みが出来たんですよ。

まぁ取り外す際に多少へしゃげましたが(苦笑)
あと一月くらいで、プロ(セミプロ(^^;)初作品が出来るかもしれません。

先生にも、初めてにしてはなかなか、とほめてもらえましたし。

しかし自分では、「土作り」がうまく行かなかったのが心残りで。
来週も練習させてもらおうかなぁ。