これは敗北を意味するのか?

否、始まりである!

・・・

今日は所用でほとんど一日マイカー「青い巨星」に乗っていたのですが、地元のラジオ局はAMもFMもホークスにふれない番組はありませんでした。
ファンからのメッセージもしかり。アナウンサーの裏事情(優勝特番の準備は当然完璧だったし、日本シリーズでの実況ローテーションその他役割分担も話しあっていたそうです)もしかり。地元百貨店では優勝セールを「応援感謝セール」に名を変えて始めたけれど、ソフトバンク球団としては優勝グッズが山のように無駄になったという話題も。
(いっそどこかの国に寄付したらどうよ孫社長

こちらのテレビ・ラジオに毎週月曜日レギュラーを持っているおすぎさんは、このところ新垣渚投手の大ファンで。最終戦はドームに行ってたそうですが(どうも半分は番組のお仕事みたいですが)、番組で共演しているアナウンサーにドームから電話を掛けてきて、「負けちゃったわよ!」と泣き崩れたそうです。
その後の目撃情報によると、今朝も泣きはらしてたらしい。そこまでファンになってくれたんだね。

王監督のコメント、コミッショナーのコメントもネットに出てるようですが、やはりプレーオフ見直し論が盛んです。ファンはもちろんね。
その中でいくつかピックアップ。

1 王監督案:1位チームと4位チーム、2位チームと3位チームが戦って第1ステージを行い、勝者で第2ステージを行う。これはつまり、2週間も待たされている1位チームが不利になるから、ということからの提案だったようですが、ボク個人としては反対ですね。いくら何でも、いくら可能性が低くても、4位のチームに優勝の可能性は与えたくない。

2 某DJさんの案:参加チームは同じで、総当たりリーグ戦を行う。確かにこれだと、1位チームもさほどブランクを感じなくてすみますが、アドバンテージが付けにくいルールになりますね。

要は、「レギュラーシーズンが壮大なプレーオフ予選」にならないような制度が欲しいわけです。

なのでTommy案。

シーズン1位のチームは「リーグ優勝」と位置づけ、優勝ペナントを授与する。(球団は祝勝会とか胴上げとかしてね)
プレーオフは「日本シリーズに出場するパリーグの代表を決める試合」を意味する。
それ専用のペナントは用意するがシーズン優勝のペナントとは別に新設する。

参加チームは、

  1. レギュラーシーズン1位
  2. 交流戦1位
  3. ワイルドカードとしてシーズンで1.、2.以外で最高勝率を修めたチーム。

2.と3.で第1ステージ(3回戦、2勝した方が勝ち)を行う。
その勝者と1.が第2ステージ(5回戦、3勝した方が勝ち)を戦う。ただし1.と2.が重複した場合、3.はシーズン2位のチームとし第1ステージは行われない。

更に「勝率5割」を絶対条件とする。
また第1、第2ステージともに、レギュラーシーズン順位において5ゲーム差毎にアドバンテージ1勝を与える。そのため場合によっては3位のチームは出場が認められなくなり、第1ステージが無くなる場合もあり得る。
(だからワイルドカードになりそうなチームは、必死こいて第1ステージでの対戦相手になりそうなチームとのゲーム差を「10」未満に抑えないと、無条件で相手に「アドバンテージ2勝」が与えられるわけで、第1ステージ不戦敗になるのです。同様に第2ステージも行われない場合もあり得ますが、それは1.のチームと2.のチームが15ゲーム以上離れた場合ですので、さすがに誰からも文句は出ないでしょう)

というのはいかがでしょう。

プレーオフにもいいところはあるわけです。
レギュラーシーズン最後まで、ホークスはマリーンズに5ゲーム差を付けようとし、逆にロッテは離されないよう食らいつき、一方で西武とオリックスの3位争いが熾烈になった。消化試合が無くなった。

また最終戦の視聴率はこんなに高かったんですよ。
試合が面白かったら、皆さんはちゃんと見てくれるってわけです、それを証明できたのは素晴らしいことです。
野球離れなんてちっとも進んでないのだ!
(こう言っちゃ失礼だけど、テレビ東京でこの数字なんだから!)

注目度・・・ええい、ハッキリ言うと人気でセリーグに負けているパリーグが、衆目を集めるために制定したプレーオフ制度は、一つの成功を見たのです。
次は、その制度を成熟させることです。

ベンチで、的場が、吉武が、川崎が泣きました。
でも思うのです、彼らがもし日本シリーズでこれだけの善戦をして負けて、泣くでしょうか。
「泣く」のは、「喪失感」があったせいじゃないかと思うのです。
「優勝を達成できなかった」悔しさ、と言うよりも、「優勝していたのに、その称号を名乗る権利を剥奪された」という喪失感。
逆のマリーンズは「2位で終わったのに優勝出来た」という嬉しさがある。
試合前から、ホークスは「勝たなくちゃいけない。負けられない」だったのに対し、マリーンズは「勝ちたい。買ったら儲けもん」・・・こりゃ精神的に物凄く大きかったと思うんですよね。

ラジオで読まれたメッセージ。シーズン・プレーオフ通じて、ホークスが一番勝ってるんだ!(シーズン89勝+プレーオフ2勝=91勝)

西日本新聞の記事から拝借してきました↓

おい、マリーンズ!てめぇ、タイガースに負けたりしやがったら承知しねぇからな!
と辛口の応援メッセージをお伝えして、今日はお開きにしたいと思います。