こら松坂

こいつばかりはど〜も、オリンピックから「全日本」に入ると頼りにならんっつーか(たぶんに偏見含む・笑)

今日の壮行試合第2戦。
先制の1点は、さすが一流だなと思わせました。
一死から2番川崎がフォアボール。
そしてピッチャー・野間口がまーったく牽制しないのをいいことに、あっさり盗塁。そしてキャッチャー細川の悪送球で一気に三塁へ。
続く和田がチームバッティングのセカンドゴロで川崎がホームイン。
ノーヒットで1点です。

ののまちゅり〜さんがコメントしてくださってるように、まだ初めての試合。
打って点を取るほど調子が上がっていないときには、「スランプがない」足で点を取る。これが出来れば大きいですね。
敢えて「スモールベースボール」だと大々的に持ち上げなくても、こんくらい基本よ基本。

本来なら、もっと練習になればいいんだけど、野間口はいいピッチングをしておきながら、ランナーに対しては全くの無警戒なもんだから、点にはならなかったけれど3回も青木・川崎にかき回されてましたもんね。
(確かに投内連携の練習なんて全くやってないんだろうから、同情すべきところなのかもしれないけれど、投げないにしろ牽制の構えくらいは見せていいでしょうに)
普通にパリーグでランナー川崎に対して一度も牽制しなかったら「なめてるのかてめぇ」ってなるところなんだけど、去年入院中の暇にかまけて普段は見ないセリーグの試合を観戦して、セリーグ(特にいつもテレビ中継されてる球団)がこと走塁に関しては全くレベルが低いことを学びましたので、「おいおい原よ、全くチーム改革なんかされてねぇじゃねぇか。練習させてくれよ」って感想になっちゃうんですわ。
(昨年の対中日戦、中日の1点リードの8回表。投手は左の林、打者は福留、二死二塁で走者が立波、この状況で一度もセカンドに牽制球を投げない。こんな状況、ありえなくないですか?だから交流戦のホークス・ジャイアンツ戦で、敬遠の際に城島に三盗を許したりするんだよ)

松中はまだ本調子じゃないとはいえ(ヘッドが出てこない感じ)、それでも2打点を上げる辺りはさすがといっておきましょう。まじめなだけに責任感に負けてしまうことがあるんだけど、アトランタオリンピックであのキューバから満塁ホームランを打った勝負強さは忘れてませんぜ!
(ボクが「松中」という名前を知ったのはこの打席だといっていいでしょう。その秋、「あの」松中がホークスに来る、ということで大喜びしたのを覚えています)

気になるのは松坂です。
まず一つ、これは二段モーション対策から派生したものなのかもしれないし、他の理由があるのかもしれませんが、腕の振りがずいぶん変わってませんか?
スリークォーターとまで言ったら言い過ぎかもしれないけれど、かなりひじを下げて投げてますね。

色んな球種を試している、また特に外角のストライクゾーンを確かめているような投球に思えました。初回は特にですが、アウトローへのストレートのコントロールはよかったと思います。しかし全体に高めに浮いている感は否めません。結局球数を浪費してしまい、65球で交代、というルールが気になって、4回の被弾につながったと思われます。

また今までもよく言われたことですが、ボールが滑りやすいというのがフィールディングに影響するというのが、あと一週間で何らかの対策を得られないと困ることになりそうです。
一瞬の判断での捕球・送球というのは、頭で考えているのではなくてほとんど「本能」で動いていると思うんですが、そんな中で握りそこなったり投げそこなったりして、そのエラーが致命傷にならないといいな・・・
今日はサードの今江がテレビ中継が入っている間だけで2回、怪しい守備を見せましたし、あのフィールディングがうまい松坂が投ゴロでゲッツーを取り損なってホームランにつなげてしまうなど、心配が大きいです。

だいたい、ガチンコの試合にあるまじきルールだよね。球数制限って。レギュラーシーズンに影響するからとかなんだとか知らないけどさ、そこをコントロールするのが一流の選手であり指揮者でしょうよ。
松坂は本来なら150球くらい平気で投げるぜ。完投して試合を作る男だぜ。
杉内しかり上原・・・は最近どうだっけ(爆)・・・
アメリカさんよ、あまり野球をなめなさんな。

さて福岡のファンも結構集まったようですが、さすがに全席売り切れというほどは入らなかったようですね。
そんな中、昨日の試合中継でスタンドが映し出され、アナウンサーが

マリナーズのユニフォームを着ている人がいますよ」

と熱心なイチローファンを見つけてしゃべってましたが、あなた目の付け所間違ってる。
一番熱かったのは、その近くにいた「ブルーウェーブ」のユニフォームを着た人だから!
ひしひしと彼らの思いが伝わってきました。
全国放送のスポーツアナウンサーよ。もっとパリーグを勉強するように。