地元の大怪獣

これ、我が地元・福岡県大牟田市の夏祭りの一場面です。
「大蛇山」と呼ばれる大きな山車です。
黄色い煙を吐いてますが、モグネズンではありません(爆)
いわれは、その昔、お姫様が大蛇にいけにえとして指名されたけれど、姫が大事にしていた沢蟹(こちらの言葉で「ツガニ」といいます)が大蛇を三つに切り刻んで助けた、という昔話です。
何故に退治された側の大蛇が祭られているのか、長年不思議なんですけど、僕は個人的に「大蛇=竜=水神」であるからして、きっと農業の神様として祭られているんだろうなと勝手に推測しています。
(蟹の話も、人身御供を止めさせるための挿話なんじゃないかと思ってます)

どうです、いい迫力でしょ。
なおお囃子は、豊臣秀吉朝鮮出兵の際に佐賀・名護屋城で演奏させたものが由来だと聞いています。
各町内で、ボディの山車に(骨組みは木材でしょうが表面は)和紙で頭部と尾部を作って飾りつけて「大蛇」を製作しています。合計6つが町の中心に集まったのが今日。
写真はそのうちの一つ、「諏訪神社」からの大蛇山です。一番、顔が丹精で迫力があったな。
中にはゴールデン大蛇(第三区の大蛇)も出ていて仰天させられました。

こうやって火を吐いたり、その後は「噛ませ」といい、幼い子を口の中に入れる儀式も恒例になっています。
大蛇に「噛まれる」と健康に育つといわれていて、実は僕は幼少期、「噛ませ」が大好きで、おかげさまで「鬱病」の他には一度も入院しないですんでいます。
小さいお子さんの中には泣く子もいるんですが、僕のような怪獣好きは大喜びだったり(笑)

これを見ると、大牟田に夏が来たなと実感します。
まぁ明日、梅雨最後の大雨予報が出ているわけだが(爆)