ウルトラマンランドレポート

先日ここで紹介しましたように、今日はウルトラマンランドでイベントがあった日。
ハヤタ、ダン、北斗の3人が来るというので是非観覧したかったのですが(多分握手会もあったと思う)、最後のステージ開演13時30分、僕の通常の就業時間が13時まで、この状態でほぼ無理だった上に、今日は仕事終わりがずれ込んで、職場を出た時点で13時30分を回っていました。
ウルトラ兄弟と会うのはほとんどあきらめて、それでも車内のCDだけは自己編集のウルトラマンBGM集をかけながらウルトラマンランドにたどり着いたのが14時30分。この移動時間だと、通常通りに仕事が終わってても握手会にギリギリ間に合うかどうかだったんだなぁ。

当然、生身のウルトラ兄弟は既に去っており、僕はまず腹ごしらえをすることに。
ウルトラDeレストランで冷やし坦々麺(笑)<ごく最近、近所のブログで見たようなメニューだ

それからライブステージを見てきました。
ここのステージはいつもクオリティが高いので、今回も楽しみに、ではまず出演ウルトラマンを列挙してみましょう。

  1. ゾフィー
  2. ウルトラマン
  3. ウルトラセブン
  4. ウルトラマンジャック帰ってきたウルトラマン
  5. ウルトラマンエース
  6. ウルトラマンタロウ
  7. ウルトラマンメビウス(+メビウスブレイブ)
  8. ウルトラマンヒカリ

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を意識したキャスティングであることは明らかですが、実際に劇場版には登場しない(はずの)ヒカリがいたりするのがウルトラマンランドならでは。
なお映画でお披露目される「メビウス・インフィニティー」は今回登場せず。映画ではブレイブは出てくるのかなぁ?公式ページには紹介されてませんが。

さて、今回ストーリーは面白い反面ツッコミどころも満載でしたので(笑)、舞台演出とあわせて紹介してみます。(太字があらすじ、通常文字が僕のツッコミですw)


舞台はウルトラの星。星を制御するウルトラキーが盗まれた!
ってババルウ星人に一度盗まれてるんだから警備はしっかりしましょう!w セコムとかww
でも登場キャラクターにババルウがいないんだよな。以前のショーに出演したことがあったから、スーツは持ってるはずなんだけど。

制御を失ったウルトラの星は20分後に地球に衝突する!
早い、早いよ!(笑)ってこれ、実際のステージの進行時間とリアルにリンクさせてストーリーを進めようという画期的企画なのですが、実際大質量の星が後20分で衝突する距離に近づいたら、重力バランスとか大変なことになってると思うw

暗躍を始める宇宙人達、暴れ始める宇宙怪獣。ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウはダブルスペシウム・ワイドショット・メタリウム・ストリウム合体光線で当面の宇宙人を退ける。
これが序盤の見所。オールドファンにはたまらない絵面。なおここで使われていた音楽は「ウルトラマン80」より。ワンダバUGMのアレンジでピンチのシーンの曲でした。

そこに登場するのが宇宙警備隊長ゾフィー。彼の命令でタロウは地球に急行しかつての教え子・メビウスと合流、他のメンバーは怪獣墓場(正確には「宇宙の墓場」というべきか)に向かって怪獣の復活・暴動を防ぐこととなり、それぞれ持ち場に飛び立った。
実はウルトラマン、セブン、ジャックの出番はこれで終わり、ちょっと寂しいことになりましたが、実際アクターの数がそこまで多くなかったのでしょうね。「中の人」が入れ替わってヒカリあたりを演じていたのではないでしょうか。

地球ではランドのお姉さんが緊急雇用隊員としてCREW GUYSに入隊、ウルトラキーの探索を始めていた。
これ、時間が無いからGUYSのメンバーを増やして対応しようということで「緊急雇用」を行ったと説明されてましたが、たった20分で新人を雇用し制服を配布し業務に就かせるGUYSの人事能力の猛烈さに脱帽(爆笑)

メビウス、タロウはウルトラキーを捜索しながら宇宙人や彼らが操る怪獣と戦う。ボガール戦で傷ついた体を押してウルトラマンヒカリも参戦するが、タロウから体を気遣われ「光の国へ帰れ」と宣告される。それでもメビウスの援護に向かうヒカリ。
ヒカリがゾフィーに「光の国へ帰れ」といわれた理由を、ランドでは「健康上の理由」と解釈したようです。なおウルトラキーを持って暗躍していた下っ端宇宙人は、「ティガ」のムザン星人と「セブン」キュラソ星人!なんつー渋いキャスティングなのだ。

星人の供述で黒幕はビゾームであることが発覚。タロウのブレスレットランサーに倒されたムザン星人は断末魔にビゾームを呼ぶ…
ビゾームは「ガイア」に登場してますね、ってそれより「タロウ」第2話のコスモリキッド戦以来の使用となるブレスレットランサーの方が一大事だ!(爆笑)

ビゾームの攻撃に倒れるヒカリ、そしてメビウスはウルトラキーにメビウスブレスのエネルギーを吸収され、光を失って倒れてしまう。ビゾームの狙いは二つの強力なエネルギーによりバーサークシステムを復活させ兵器として使用することだった!
「バーサークシステム」とは地球の古代文明によって作られた自己防衛武装システムで、「ウルトラマンマックス」最終回シリーズに登場した機械獣です。いやガラダK7とかじゃないから(笑)
ビゾームと両ウルトラマンの戦闘シーンの音楽は映画「ウルトラマンティガ The Final Odessey」から。危機感がいや増します。

倒れたメビウスに這うように近づくヒカリ。奇跡を起こせ!と叫んだヒカリは自らのナイトブレスをメビウスに託し姿を消す。そしてメビウスメビウスブレイブとして復活を遂げる!
ランド版の「ヒカリ退場・ブレイブ誕生」エピソードを作っちゃいました!

メビュームナイトブレードでビゾームを倒したメビウス、しかしバーサークシステムが稼動し、最強の機械獣スカウトバーサークが活動を始めた!光の国からゾフィー・エースが駆けつけ、タロウ・メビウスと共闘する!
ここでメビウスを除くウルトラマンウルトラ兄弟と言ってもいい)が戦うシーンでかかった音楽が映画「ウルトラマンZOFFY」の主題歌!これが個人的には大ヒットでした。
「い〜ちばん、う〜えの、お兄さん!い〜くぞ、ゾフィー!」
最高ですねぇ(泣)

通常の攻撃が一切利かないバーサークに対し、会場の子供たちのエネルギーで力を得たウルトラマンは、メビュームシュート・ストリウム光線・メタリウム光線・M87光線の合体光線で遂に機械獣を撃破し、地球とウルトラの星の危機を救ったのだった!

写真は、そのステージ直後のカーテンコールです。解りにくいけどエースが何故かいなくなってメビウスブレイブとタロウ教官、そしてゾフィー兄さんの3人が残って、握手やサイン、撮影会をこの後開いてました。
(こういうステージが毎日公演されているウルトラマンランドってすげぇと思う!)

ステージの途中で宇宙人たちが怖くて泣いちゃってた子がいまして、その子も頑張ってウルトラマンに声援を送り、最後は笑顔で帰っていきました。
僕もあの子くらいの頃、黒十時総統に泣かされたもんだなぁ(古いって)。それ以来、僕がゴレンジャーを見る目は信仰に近いものが(爆)

冗談はさておき、こうやってウルトラマンの光というのはあらゆる世代に向けて照らされてるわけで、しかも40年も前のヒーローが最新のメビウスと一緒に子供たちに喜ばれている光景は、ファンとしては涙を禁じえません。あらゆるシリーズから材を採ってきた今回のシナリオライターさんにも敬意を評したい。さてまだ書きたいこともあるけれどそれはまた明日以降に。