今のうちに

既報の通り、こちらではウルトラマンメビウスは明日早朝放送なので、今のうちに先週分の「別れの日」の感想を書いておかなくては。
因みに初めて手に入れたハイビジョン・液晶テレビで最初に再生したビデオが先週分のメビウスだったりしてwww
高画質(でもないけど、ソースがVHSだからw)で見るウルトラマンタロウは感動ものです!


さて。
ここまで、これまでのM78系統ウルトラマンのストーリーを「史実」として継承しながら、それに胡坐をかくことなく独自の世界観を構築しようと挑戦を続けている「ウルトラマンメビウス」が、シーズン半ばにして正体を地球人に明かすという掟破りを行った(実際は既にサコミズ隊長もミサキ女史もバン親父さんも知ってるんだけど)ことが一番の目玉と、理性的には言いたいんだけど、

やっぱ、

ウルトラの父がいる
ウルトラの母がいる
そしてタロウがここにいる

んですよ今現在!この地球に!

タロウが、ちゃんと昭和48年当時のままのファイティングポーズをとり、効果音までそのままのジャンプ、空中回転、スワローキックを決めるあたりは涙ちょちょ切れましたよ。

んなこと言い出したら、映画では4人もウルトラ兄弟が出たじゃないか(最終的には6人でしたが)ってツッコミが入りそうだけど、もう絶対的に感動が違うんですよ。
何故でしょう。

映画のウルトラ兄弟は、「出たところでその価値観は終了」だったのに対し(ネットを見る限り、肯定的な感想のほとんどが、あの4人がそろっていることを挙げており、「それ以降」に関しては触れていないことが多いようです)、タロウは現れてからの活躍がかっこよかったんですよね。
ちゃんと過去のポーズも研究して。
正直、第2期ウルトラにゲスト出演したウルトラマン先輩達って、スーツが違うこともあって(ひどいときは赤い手袋の新マンが登場したこともある)、下手すると「別人」に思えたこともあるんですが、今回のタロウはちゃんと、「帰ってきたウルトラマンタロウ」に見えました。

確かに、マスクは口がやや大きくなりすぎて笑った顔になっていたり、タロウの声の石丸博也@兜甲児さんwは台詞はしゃべったものの一度も「シュワー」声を出さなかったし(沈黙状態で格闘されてもちょっと寂しいのよね)、折角ならタロウの格闘シーンには「ウルトラマンタロウ」主題歌を流して欲しかったし、ストリウム光線の掛け声のタイミングが間違ってるし(正確には前振りポーズを取りエネルギーを集中しながら「ストリウム光線!」と宣言して、おもむろに光線発射ポーズをとるのに、今回は「光線」と言い終わるのと光線発射が同時だった)、宇宙空間を飛ぶ「赤い光球」がタロウなのかインペライザーなのかわからない演出になってたり、色々ツッコミどころはあるんだけど、

ビルの向こうに現れるメビウスの巨大感とか(ティガあたりではよく使ってましたよね)、恐らくメビウスでは初めてのオープンセットを使っての「煽り」アングル撮影とか、廃墟セットの大掛かりさとか

「目」で見て感動できる力の入り方が最高に熱かった。
もちろん、リュウの回想、独白もよかった。「弱ぇくせに」ってのが正にリュウらしい。

それでは次回の、
「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!メビウスも死んだ!」
に乞うご期待(嘘)

てかサコミズ隊長、インペライザーのこと知ってるよな!ゾフィー疑惑、ますます……w