功名が辻・最終回

何だかつい最近、新番組として始まったような気がしたのに、もう最終回ですか。
今年は一年、早いなぁ。(仕事とか何とかで例年以上に環境が激変したプライベートのせいでそう感じるんでしょうが)

主人公が山内一豊ではなく千代であるが為に、従来の戦記ものに比べて戦場のシーンが少なかったり、敢えて戦いそのものをオミットして「一豊の帰りを待つ千代」の方にスポットを当てていたりしたのが斬新ではありました。
また恐らくはキャラクターを多く出しすぎて、歴史に詳しくない女性ファンが混乱するのを避けるためでしょう、故意にキャラクターを減らしていました。
一番顕著だったのが、徳川家康重臣であった本多弥八郎正信が一切登場しないこと。彼の役割は井伊直政が演じていました。そのせいで関が原の後に直政が一豊に語りかけるシーンがあり、実際は直政はそのとき死に至る重傷を負っているので史実に反してしまっていますね。
正信の息子・正純は登場してるのに、ちょっと残念。

キャスティングとしては、序盤の「数え年49歳で亡くなった織田信長役に50歳代の舘ひろし」みたいな疑問符キャラが多かったのですが(いい加減西田敏行贔屓にもうんざり)、後半の淀殿永作博美のナイスキャスティング・・・コケティッシュで可愛さと憎らしさと色っぽさが混ざった怖い女性・・・で失地回復という感じがします。

一方でお遊びキャストもありましたね。前田利家役で唐沢寿明さんが出たり、今回、西田敏行演じる家康の息子である二代将軍・秀忠役に、以前「吉宗」で西田敏行演じる八代将軍・吉宗の息子である九代将軍・家重を演じた中村梅雀さんを再度キャスティングしたり。(実は山内家の家臣にウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアの「中の人」だった中村浩二さんがいたのが嬉しかったりして)

歴史小説のドラマ化という意味で完全にストーリーをトレースはしていませんでしたが、「ああ、結婚っていいな、あんな風に奥さんと一つの目標を持って人生を生きていけたらどんなにいいだろう」を思わせてくれる、楽しいドラマでした。


来年からは「風林火山」。敵役・上杉謙信は日本で最高にイケメンなガヲタ・Gacktさんですwww
楽しみだなぁ(笑)